シャボン玉のお散歩

アート・読書案内・旅など日々の徒然を綴ります。

アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国

東京ステーションギャラリー「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」の最終日に行ってまいりました。

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最終日にも関わらず、割と落ち着いて見ることができました。

アドルフ・ヴェルフリは33才の時に罪を犯し、亡くなるまで精神病院に収容されていました。
彼の作品が並べられている空間にいると、秘められた宇宙空間に身を投じられた気分になります。
様式的にはマヤの壁画であり、ネイティブ・アメリカンによる芸術やプリミティブ・アートを彷彿させ、キリスト教世界観においては、たとえば、「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」のようにも見えます。

「揺りかごから墓場まで」の絵物語は、まるで《音符と文字のための》鉛筆と色鉛筆の協奏曲のようでした。

展示コーナー「地理と代数の書」では、様々な幾何模様、鮮やかな色使いに囲まれて、まるで真言密教における両界曼荼羅のなかにいる錯覚に陥ります。

これが最後の巡回でしたので、またいつか機会があることを期待して...
図録は国書刊行会から出版されているので、amazon等から購入することも可能です。

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次回展覧会「不染鉄(ふせんてつ)」も気になります。

www.ejrcf.or.jp

 

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