早春の松本に行く① まずは、『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』へ
長野大好き ぐるぐるです。
草間彌生さんの大規模回顧展『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』が松本市美術館で開かれているということで、会期早々に行ってきました。
新宿駅のスーパーあずさのホームに、プラカードを掲げている青年。いったいなんだろう???と見ると、「さよなら、あずさE351系、ありがとう!」なる文字が目に入ってきました。あずさE351系が運行する最後の日とは知らずに、スーパーあずさに乗り込むと、鉄オタの方々がホーム先頭に陣取っているの見ながら、出発です。しばらく電車が走っていくと、所々で写真を撮っている人たちを見かけました。鉄道好きな人多いのだなーと感心。
松本に到着すると、東京と打って変わり、雨は降ってるし、寒い。
駅を出ると、草間彌生展ののぼりがそこかしこに。市内を走る彌生バージョンの水玉バスも走ってます。
脇目も振らずに、一直線で、松本市美術館へ!!駅から美術館までは1キロ弱。もちろん徒歩です。
美術館入口横には、草間彌生さんの巨大なオブジェがお出迎え。
総合受付に大きな荷物を預けて、かわいい足跡シールに沿って進みます。
階段横に、彌生ちゃんモデルの巨大なオブジェ。水玉模様がかわいい♪
第1会場に入ると、シャングリラの道からはじまって、暗い道を進んでいくと、色とりどりの水玉がピンクの部屋に広がって、目がチカチカ。目が慣れてくると、部屋に置かれている物が気になって見てみると、どこにでもあるようなもので、いたって普通なんだけど、不思議な空間に身を置いているので普通に見えないのが面白い。
部屋を出ると、彌生ちゃんの幼き頃に描いた作品、ニューヨーク時代の作品やコラージュ作品などが並ぶ。この人、きっと自分を解放するためにどこかで自分のなにかを壊しちゃったのかなーとなんとなくそんなことを思ってしまった。
足跡シールを追って、第2会場へ。
階下脇に、彌生ちゃんと一緒に写真を撮れるコーナーがありました。
第2会場に入ると、いきなりシャンデリア鏡張りの部屋。シャンデリアの部屋が無限に広がって、本物はどれなの?、自分の位置を見失いそうになる。
天国への梯子も天から地の底まで無限に伸びていて、どこから這い上がって、どこまで行けば天国に辿り着くのか、生きていく大変さをつくづく感じる。
さて、暗い部屋を通り抜けると、シリーズ《わが永遠の魂》の作品が並ぶ空間が広がって、息を呑みます。ここは写真撮影可能でした。
第2会場最後に、グループもしくは一人で観覧する《南瓜へのつきることのない愛のすべて》という部屋があります。列を作るためのロープが張られていましたが、この日は混んでいなかったので、スタッフの案内でスムーズに小部屋に入りました。鏡で囲まれた部屋にかぼちゃのオブジェが無数に広がります。宇宙は無限!!
彌生ちゃんワールドをゆっくり堪能して出てくると、中庭に巨大なかぼちゃ。
こちらの美術館で草間彌生展を見るのは、2015年と今回で、2度目です。
昨年、六本木の国立新美術館に行ったときには、人が多くてゆっくり見られませんでしたが、こちら松本市美術館では、前回も今回ものんびり見ることができました。
図録は展示風景も収めるため、4月中旬の出来上がりということで予約(図録代金前払い、送料美術館負担)をして、美術館を出ました。出来上がりが楽しみです。
うっあ~♪♪