サントリー美術館『神の宝の玉手箱』に行ってきました。
6/21-6/26の期間、修理後初公開の国宝「浮線稜螺鈿蒔絵手箱」の蓋が外され、普段見ることができない裏蓋と箱の中が見られます。
箱の中は布張りになっていて、カルトナージュみたいでした。
化粧道具や鏡が展示されていて、昔の道具はもちろん高貴な方のお道具ですが、螺鈿や蒔絵等の細工が施され、それ自体が宝物のようです。
後半に、模造品が展示されていて、蒔絵や螺鈿の模様がはっきりとわかるのですが、経年の煤けた感があるほうが、玉手箱って感じがします。
パリ万博に出品した北条政子の玉手箱が、日本への帰り道、伊豆半島沖で船が座礁沈没し、いまだ発見されていないことが残念でなりません。
【追記】今回の図録は玉手箱のようになっています。
見返しには「浮線稜螺鈿蒔絵手箱」の裏蓋が印刷されています。
-今日のおまけ-