シャボン玉のお散歩

アート・読書案内・旅など日々の徒然を綴ります。

2017年7月英国旅⑭ PROMS

昨年も観にいったロンドン夏の風物詩BBC主催『PROMS』に、今年も行ってきました。Royal Albert Hall (ロイヤル・アルバート・ホール)をメインに100以上のコンサートが開かれるという、世界最大のクラシック音楽祭です。

「普段、クラシックコンサートに訪れない人でも、チケットを安くして、より親しみやすい場であれば楽しんでくれるのでないか」というロバート・ニューマンの考えのもと、1895年夏から始まったクラシック音楽祭だそうです。

アリーナ席は立ち見、桟敷席では寝転んでいる人もいるとか。

旅行者なので、日程を考えると立ち見は厳しいので、椅子席にしました。

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ソチ五輪浅田真央さんがフリーで記憶に残る素晴らしい演技をした曲『ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番』を聴きたくて、悩まずこの日のコンサートを選びました。

1曲目は、BBC交響楽団によるシベリウス。2曲目が、ラフマニノフです。

ピアニストはウズベキスタン出身のBehzod Abduraimov(ベフゾド・アブドゥライモフ)で、ステージに登場すると割れんばかりの拍手。演奏家に詳しくないので、かなり有名!?そういえば、チケット、手に入れるのに去年に比べて苦労したなーとこちらが思っているうちに演奏がはじまりました。

割と正面だったことから、ピアニストの手の動きが見え、とんでもない超絶技巧に息を飲み、かつ、身震いするような演奏で、1曲目の睡魔が一気に吹っ飛んでしまいました。双眼鏡があれば指まで見えたかもしれないと、持ってこなかったのが悔やまれます! 

そうこうしているうちに演奏が終わり、ステージに登場してきたときを上回る割れんばかりの拍手!!アンコール1曲をソロで弾いてくれました。

日本で彼のコンサートが開かれるようなことがあったら、再度、聴いてみたい!!

地元の皆さんのお目当ては、彼の演奏だったようで、休憩中に帰る人も、ちらほら。

こちらも帰りはしませんでしたが、コンサート後半、ショスタコービッチにしては気持ちよい曲で子守唄になってしまったのか睡魔に襲われてしまいました。

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