【没後500年記念】レオナルド・ダ・ヴィンチ展~天才の「手」から生まれた未来の夢へ
横浜そごうで開かれている『【没後500年記念】レオナルド・ダ・ヴィンチ展』に行ってきました。
ダ・ヴィンチの手稿をもとに作成された模造品がメインに展示されています。
もちろん、ダ・ヴィンチの考案は、誰もが知っている通り、当時は抜きんでたものがあり、画期的なものでした。産業革命前後にダ・ヴィンチが突如として出現したら、いまある文明は、加速度的に進んでいたのかも知れません。
さて、再現された作品には、これは?と思わせるものが。
潜水士は首つりに見えるし、浮き輪もなんだか・・・
こちらのトレーニングマシンも試しましたが、腕と脚はよいのですが、頭を入れたら、きっと頸椎を痛めてしまいそう。。。
城壁を登る道具は、どう見てもロッククライミングにしか見えない。。。
武器の再現コーナーを見ながら、そういえば、ダ・ヴィンチは、彫刻・建築だけではなく、軍事的技術も優れていると書簡に記し、ミラノのスフォルツァ公に売り込んだ話を思い出しました。
そして最後にとってつけたように、なぜか、絵画の複製が飾られていました。
こちらの写真は、ロンドンのナショナル・ギャラリーで撮った「岩窟の聖母」です。
『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』と名を打っていますが、本物があるわけではなく、ダ・ヴィンチの手稿をもとに作成された模造品、手稿のファクシミリ版、そして、あまり質がいいとは言えない複製の絵画。「これで、展覧会というのは厳しいかなー」と思ったりして。
でも、お試しがあったりして、ちょっと楽しめる展示会でした。
会期は10月15日まで