シャボン玉のお散歩

アート・読書案内・旅など日々の徒然を綴ります。

三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館

渋谷区立松濤美術館『三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館』に行ってきました。

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東京都美術館杉戸洋 とんぼ と のりしろ』展に出向いた時に、置かれていたチラシを目にしたとき(字面を追っていなかったので)、ずっと黒沢年男だと思っていました。すみません(笑)。

三沢厚彦さんは、樟の丸太から伝統的な技法によって木彫りをし、油絵で彩色するという現代日本を代表する彫刻家のひとりです。

美術館に入ると、大きなシロクマ君が鎮座してお出迎えです。

建築家白井晟一により設計された松濤美術館が、三沢さんと親交のある、舟越桂さん、小林正人さん、杉戸洋さん、浅田政志さんと木彫りの動物たちの協力を得て、謎の館に変身していました。

地下1階から会場ははじまります。作品には、美術館お決まりのキャプションはつけられていません。それが謎めいた空間へいざなっているようでもあります。

展示空間に入ると、制作途中の大きなキャンパス地が広がっています。この制作現場は杉戸洋さん?と思わせるあのピンクのスポンジがあるではないか…

ライオンがいかにも百獣の王だといわんばかりに鎮座し、キリンがいたりとサバンナ風。棚の裏にひょっこりと木彫りの大きな猫が潜んでいたり、暗がりでみたら動き出しそうな天使の胸像がこちらをちらりと見ているのではないかと気配を感じたりとなんか不思議な空気感が漂う。

会場は2階へと続きます。

地下会場から階段を上っていくと、そこここに動物の彫刻がいます。

2階ではパンダがお出迎え。

展示室に入ると、リビングルームのような部屋作りに、心地よいBGMが流れていて、想像と現実を行ったり来たりする空間が広がります。

きっとヨーロッパの御屋敷なら、狩猟した獲物の剥製とかが置かれているのでは?と思わせるかのように、木彫りの動物たち、想像の世界の一角獣。そして、芸術家のアトリエを再現したかのような空間に制作途中の木彫り(馬になるのかなー? と思いましたが、本日11/5日美アートシーンによるとオカピだそうです)も。

こちらの空間は杉戸洋さんがインスタレーションした部屋なので、『とんぼとのりしろ』のときと同じような空気感がありました。

階段途中にも、窓の外にも、動物がいたり。うっかりすると見落としてしまいそうです。

図録は、展覧会を通して完成していく作品もあるので、展覧会後にできあがるそうです。

図録には特典が付いていて、三沢さんのサインか展覧会ポスターが選べます。サインを希望すると、ライオンのスタンプと署名入りのシートがその場でもらえました。サインには、シリアル番号(●●●/300)がついていました。

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冊子《こどものためのガイド》も必見です!

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日々変化しているようなので、会期末近くに再訪したいかも。

会期11月26日まで

再訪しました。↓ 

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