2018年真冬のパリとモン・サン・ミシェルへ⑬ 島内へ行って修道院見学
十数年ぶりにモン・サン・ミシェルを訪れた ぐるぐるです。
シャトルバスに乗り込み、いざ、モン・サン・ミシェル島内へ!!
バスに揺られて、5分くらいで島の入口手前に着きました。
ここから、歩いて修道院へ向かいます。
門を入るとすぐに、有名なオムレツ屋さん”La Mère Poulard”があります。卵苦手なぐるぐるは、前回も、今回も利用していません。中世当時のままのレシピで作っているといわれるので、おそらく、味気なく、現代の私たちの口には合わないのではと思います。(食べていないのにごめんなさい。)
でも、当時の巡礼者にとっては、遠方よりはるばる苦難の道のりを経てここまで来たのですから、温かい大きなオムレツはとっても美味しかったことだと想像できます。
参道を登っていくと、島内は道路工事が行われているようで、迂回路の指示が出ていました。すれ違うことができない、人がひとり通れるくらいの細い道を通ることに。この道は、確か、以前、藤井隆と乙葉のナレーションでモン・サン・ミシェルを案内するNHKの番組で見たことがあります。
美しい景色を堪能しながら、階段、坂道を登って、やっと大階段!!ここを登れば、修道院入口=チケット売り場です。足腰が弱ってきたら、結構大変です。
十数年前よりも、チケット売り場は、明るくて広々としていました。
日本語オーディオガイドを勧められましたが借りずに、荷物のセキュリティチェックを受けて、修道院見学のはじまりです。
内階段を通り抜け進んでいくと、西のテラスに出ます。西のテラスの手前の部屋に、モン・サン・ミシェルが今日の姿になるまでの変遷の模型が展示されていました。
さっきの雨が嘘のように青空が広がっています。カモメも気持ちよさそうです。
以前、「聖なるところは晴れ渡る」という話をハワイで聞いたのですが、その通りです♪
素晴らしい眺めとお日様の恵みを受け進んでいくと、修道院の聖堂です。
お祈りをして、聖堂を出るとラ・メルヴェイユの内庭回廊に続きます。その手前に各国語の(日本語もあります)の説明掲示板がおかれています。掲示板には、回廊は祈りと瞑想を捧げる天空に通じる場所で、内庭は天国を想起させる場所など、設計や使われている材料についても説明されていました。
最近、修復が済んだばかりのようで、列柱がきれいになって、以前より美しい姿をしていました。ガラス越しではありましたが、湾の眺めも素晴らしいです。
回廊を通り抜けると、大食堂→貴賓室に進みます。貴賓室には、2つの暖炉があって、中に入って見上げると煙突の口が見えました。
マルティヌス礼拝堂を抜け、かつて修道僧の納骨堂にであった大車輪のある通路に出ました。聖堂よりも人が多くて、みんな大車輪を覗きこむようにして見ていました。大車輪は、修道院が牢獄として使われていた時代に、囚人用の食物を上階に運ぶために作られたもので、いま備えられている大車輪はレプリカだそうです。
ひととおり見学を終えて、修道院を出ると夕景が湾に広がっていました。
シャトルバスに乗り込むころには、モン・サン・ミシェルの夜景となっていました。