最近、めっちゃ暑いですね。酷暑ですね。
みなさん、水分補給と適切な休息をとってくださいね。
さて、
三井記念美術館で開催中の特別展「日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、たのしい美術」に行ってきました。
さて、「素朴絵」というのは、監修者の方が提示された概念のようです。
この概念は、なかなか素晴らしい。というのも、日本美術史の中のひとつの大きな流れを概観できると思うのです。
今回の展覧会は、古墳時代の埴輪(素朴「絵」ではないですが)から始まり、絵巻や掛物となった信仰物や文人画などなど、ぱっと見て「素朴よね~」と思える・感じられるものが沢山出品されています。
日本人がかわいいものに惹かれるのも、もしかしたら、こんな昔からということでしょうか。
ぐるぐるも、小さな招き猫とか見ると愛おしくなってしまう傾向があります。
江戸時代に記録された、怪事件の記録が何点か展示されていますが、ここに描かれた絵は、その素朴さ故に、得も言われぬリアルさと恐怖を感じさせます。
サイバラやさくらももこ、しりあがり寿なんかも、この系譜に連なるんでしょうね。
2019-07-19
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/past/190706.html